帰郷

風の谷に帰ってきたー！

この山！

この苔！

おかえりなさい

と言ってくれる人がいるのは

とても幸せな事だと思います。

宿のおばあちゃんは

息子が帰ってきた！

と涙まで流してくれました。

名誉会長とも再会し

森に入り

キノコ食べて

叩き割って

薪割り流の修行も最終段階を終えたのでありました。

自然を相手に生きていくのは

生易しいものではありません。

ヤクも

ヌコも

ウシも

イヌも

人間もみんな繁殖して増えていました。

今この村は赤子だらけです。

髭が短くなっていたババジーやその他村の人達に

お前にだったら村の娘を紹介してやると言われ

僕は村娘をお嫁さんにもらい

この風の谷で静かに暮らしていく事を本気で考えましたが

出来損ないの群体として、既に行き詰った人類を

完全な単体での生物へと人工進化させる計画の発動まで

後５年と迫っているため

一度日本へ帰ります。

しかし帰ってからは

Ｅｖｅｒｙ　ｄａｙ　ｏｕｔ　ｓｉｄｅ　ｓｌｅｅｐ

のババジーライフが待っているので

北ブラの民に至っては

いつもの公園のいつもの所に

テントと太鼓を置いといてくれると大変助かります。

それから尼さん

全財産が３０００ルピーを切った為

ゴート札での偽造ジャポンＹＥＮの調達と

ご飯の支度をお願いします。

最後に

息子の死亡保障でローンの完済を目論んでいた父上

残念ながら生きて帰りそうです。

サミアの嫁入りを見るまでは死ねんよ！

南京にもマラリアにも新型にもマオイストにもやられず

この４ヶ月で多くの物を見た気がしますが

剥き出しの地球には何も敵いませんでした。

最後に山を見にこの谷に帰ってこれて本当によかったと思います。

十人十色が１１億！

超大国印度！面白かったー！

これより本国へ帰還します！

合掌！