千葉県の九十九里という所に
その昔僕のおじーさんが営んでいた民宿があるんですね。
現在経営こそしていないものの、民宿自体昔のまんま残っているんです。
ここは横浜から車で2時間足らずで行けちゃうんですね。
都会に疲れた方は是非足を運んでみて下さい。
来訪者を警戒するこの御方が
僕のおばーさんなんですね。
この日だけで30回くらい
「なんだいそのヒゲ!」
と叱られました。
二階から見えるお隣さんは煮干しの養殖をしています。
外国人が低賃金で朝から晩まで働いているのです。
反対側のお隣さんは、伝書鳩の世界では知らない人はいない(と叔父が言っていた)
伝書鳩大会総嘗めの伊藤さんという方のお家で、
窓際には数えきれない程のトロフィーが並び
屋根には数えきれない程のハトがいます。
庭にはおじーさんの趣味だった盆栽の跡・・・
骨董品の数々。
僕のコレクター癖はここから遺伝しているんですね。
階段にはいろんなのが腰掛けています。
古い民宿なので妖怪だらけなのです。
生前おじーさんが言ってました、
「九十九里の海は人を呑むぞ!」と
そして親父も言ってました、
「夜の海には海坊主が出る。」と・・・
九十九里の海は非常に波が荒く毎年人が呑まれます。
それは海坊主の仕業なのです。
漁船やタンカーを転覆させてしまう悪い妖怪なのです。
しかし彼らの弱点はタバコの煙だとか
もし海に出る時はタバコを忘れずに
それが生き残る術です。
これはいい妖怪。
とっても仲良し。
しかし
時にケンカもする。
夫婦っていろいろあるのです。
ナンジャモンジャ
民宿が忙しかったその昔、
掃除や雑用をこなしてくれていたドロイド
R2D2
おじーさんがジャワから購入した物でしたが
そろそろオイル風呂に入れてやらんと。
民宿から少し歩くと
神食堂。
船の部分が客席で
木曜定休。
近所の工場では一日メザシに串を通す仕事があります。
コイツ、動いてた!
イタイ!イタイヨー!!
さて来ました。
海!
あ、あれはまさか!
う、海坊主だ!!
父さんは嘘つきなんかじゃなかったんだ!
海坊主はシジミが大好きみたいです。
ハッサクマウンテン
お堀に囲まれています。
この標高。
尊師もお喜びの様子。
山の麓には荒井古墳。
大作でした。
飛ぶ気かっ!?
阻止されました。
海の男
穴があったら入りたい。
エルネスト・イッペー
民宿から車で30分程行った所に
カブトムシという喫茶店があります。
僕の父が10代の頃通っていた店で
漫画喫茶の走りです。
この膨大な質量。
全てマスターが一人で買い集めてるそうです。
大分ヲタクです。
素晴らしきチョイス!
コーシーとアロエジュースを飲みながらゆるーい時間を過ごせました。
そして夕日を背に一行は帰って行ったのでした。
10時間程の滞在でしたが心が洗われました。
やっぱり田舎が素晴らしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿